2013年度の予定 ― 2012/11/03
神戸元町のアマデウスでのライヴですが2013年度からは本格的にマンスリーコンサートとなりました。曲目詳細はまだ調整中ですが1月から6月までの日時とゲスト演奏者を紹介しておきます。
2013年
1月26日 ピアノソロ 八木良平
2月23日 ゲストヴァイオリニスト 久津那綾香さん
3月23日 ゲストコトンラバス 神月彩乃さん
4月27日 ゲストチェリスト 尾崎達哉さん
5月25日 ゲストバリトン 古川健太郎さん
6月22日 ピアノソロ 八木良平
7月以降もゲストは決まりつつありますが確定後お知らせします。来年度はより幅広い楽器、レパートリーを開拓していきたいものです。
2013年
1月26日 ピアノソロ 八木良平
2月23日 ゲストヴァイオリニスト 久津那綾香さん
3月23日 ゲストコトンラバス 神月彩乃さん
4月27日 ゲストチェリスト 尾崎達哉さん
5月25日 ゲストバリトン 古川健太郎さん
6月22日 ピアノソロ 八木良平
7月以降もゲストは決まりつつありますが確定後お知らせします。来年度はより幅広い楽器、レパートリーを開拓していきたいものです。
世良美術館 演奏会終了 ― 2012/10/11
世良美術館の演奏会終了しました。
アンコールは
グノー マリオネットの葬送行進曲
ヴィレンスキー編曲 熊蜂の飛行
でした。
聴きに来て頂いた方に心より感謝申し上げます。
明日は兵庫県立美術館に安藤忠雄氏の講演を聴きに行く予定です。
アンコールは
グノー マリオネットの葬送行進曲
ヴィレンスキー編曲 熊蜂の飛行
でした。
聴きに来て頂いた方に心より感謝申し上げます。
明日は兵庫県立美術館に安藤忠雄氏の講演を聴きに行く予定です。
ロジャー・ノリントン N響 ― 2012/05/28
NHK「ららら♪クラシック 」。ベートーヴェン「英雄」1、3、4楽章。
4月14日にFMで放送されたN響の生放送で聴いて特にティンパニの切れのある音に聴き惚れたがこの日の「ららら♪クラシック」では打楽器奏者の久保昌一氏をゲストにピリオド楽器をスタジオに用意。マレットも木製を使用したとのことであった。
FMではもちろん全楽章放送したが2楽章が面白かった。6月3日にはBSで前半も含め放送があるようなので見てみよう。
ノリントンの演奏はその「ピュアトーン」からして清潔で明快。ベートーヴェンに限らず口先の「精神性」を軽く乗り越える演奏で私の好きな指揮者である。ピュアトーンとピアノに準えて解説していたがピアニストでもこういった方向性の音作りの人は少ないのではなかろうか。
4月14日にFMで放送されたN響の生放送で聴いて特にティンパニの切れのある音に聴き惚れたがこの日の「ららら♪クラシック」では打楽器奏者の久保昌一氏をゲストにピリオド楽器をスタジオに用意。マレットも木製を使用したとのことであった。
FMではもちろん全楽章放送したが2楽章が面白かった。6月3日にはBSで前半も含め放送があるようなので見てみよう。
ノリントンの演奏はその「ピュアトーン」からして清潔で明快。ベートーヴェンに限らず口先の「精神性」を軽く乗り越える演奏で私の好きな指揮者である。ピュアトーンとピアノに準えて解説していたがピアニストでもこういった方向性の音作りの人は少ないのではなかろうか。
ケクラン ― 2012/05/26
本日勤め先の楽器店の発表会があり講師演奏としてケクランの「ジーン・ハーロウの墓碑」を演奏。サックスとフルートとピアノのためのこの小品は早世したハリウッド女優ジーン・ハーロウのために書かれている。いかにもケクランらしい9度の和音のアルペジオの上にフルートとサックスの流れるようなメロディーが重なっていく。僅か4分ほどの小品であるが複雑な響きの作品。
ケクランにはハリウッドスターをモチーフにした「スター交響曲」やリリアン・ハーヴェイへの「リリアンのアルバム」、「・ディジー・ハミルトンの肖像」、「ジンジャー・ロジャースへの5つの踊り」といった映画俳優にちなんだ曲がある。ほとんど演奏される機会がないのが残念だ。
ケクランにはハリウッドスターをモチーフにした「スター交響曲」やリリアン・ハーヴェイへの「リリアンのアルバム」、「・ディジー・ハミルトンの肖像」、「ジンジャー・ロジャースへの5つの踊り」といった映画俳優にちなんだ曲がある。ほとんど演奏される機会がないのが残念だ。
アレクサンドル・ヴォロディンのカプスチン「ソナタ2番」 ― 2012/03/19
NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」。
カプスチンの「ソナタ2番」はペトロフ、アムランの「クラシック演奏家」の極点ともいうべきレヴェルの高い演奏がある。カプスチン本人の演奏はというと明らかに二人の演奏とは趣が違う。自作ということもあるがノリとアドリブ感がペトロフ、アムランとは全く違うように聴こえる。どちらが良いとか正しいとかいう問題ではなくこれは演奏のスタイル、考え方の違いであろう。アムランがインタビューで「私はジャズ風の作品を演奏することで満足なのです」と語るのは「クラシック演奏家」である自覚の表れであろう(「クラシック演奏家」がジャズピアニストの真似をして弾くのは相当に聴き苦しい)。ヴォロディンの演奏も「クラシック演奏家」のものであるがカプスチン本人との親交もあるらしいのでやや「どっちつかず」の感もある。だからと言ってまずい演奏家といえばそう云う訳ではなくライヴで聴けば吃驚する演奏だと思う。ただカプスチン作品の演奏の難しさ、それは技術的なことではなく、上記のスタイルの問題を改めて考えさせるものであった。大げさにいえば、この問題を素通りしてはカプスチンの作品は安易に手掛けるべきではないだろう。
カプスチンの「ソナタ2番」はペトロフ、アムランの「クラシック演奏家」の極点ともいうべきレヴェルの高い演奏がある。カプスチン本人の演奏はというと明らかに二人の演奏とは趣が違う。自作ということもあるがノリとアドリブ感がペトロフ、アムランとは全く違うように聴こえる。どちらが良いとか正しいとかいう問題ではなくこれは演奏のスタイル、考え方の違いであろう。アムランがインタビューで「私はジャズ風の作品を演奏することで満足なのです」と語るのは「クラシック演奏家」である自覚の表れであろう(「クラシック演奏家」がジャズピアニストの真似をして弾くのは相当に聴き苦しい)。ヴォロディンの演奏も「クラシック演奏家」のものであるがカプスチン本人との親交もあるらしいのでやや「どっちつかず」の感もある。だからと言ってまずい演奏家といえばそう云う訳ではなくライヴで聴けば吃驚する演奏だと思う。ただカプスチン作品の演奏の難しさ、それは技術的なことではなく、上記のスタイルの問題を改めて考えさせるものであった。大げさにいえば、この問題を素通りしてはカプスチンの作品は安易に手掛けるべきではないだろう。
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